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ED診療のコツ

ED診療のコツ 〜Dr.インタビュー〜 第3回

EDアプローチ最前線 患者さんと医師、同じ人間としてのお互いの共感から、
ED診療は始ります。

【専門医の取り組み 第3回】 患者さんにひらかれたED診療を行っている病院

いくつになっても人生を楽しみたい。そんな当たり前の気持ちを受け入れて、応援してあげたい。

EDの診療というと、難しいものだと考えられる先生方もいらっしゃるかもしれません。ですが、本当は非常にシンプルで分かりやすい行為だと、わたしは思うのです。

たとえば91歳の男性が来院されたことがあります。お話を伺ってみると、老人ホームで新しいパートナーを見つけられたことがきっかけだったそうなのです。

人は、いくつになっても異性と仲良くしたいもの。そんな気持ちは、一人の人間として誰もが共感できることではないでしょうか。その想いを胸に、患者さんの健康的な生活を支援する。ED診療とは、そんなシンプルな行為であり、他の医療と変わりのないものだと思うのです。とくに、PDE5阻害薬処方の際に重要とされる心臓疾患のチェックは、わたしたち内科や循環器科の専門領域。今すぐにでも、始められます。

小川 一也 院長

小川クリニック(京都府京都市)
小川 一也 院長

ホームページは、気軽に訪れてもらえる 「診察室」。
ここで丁寧に説明することで患者さんは安心して来院できます。

人間の心理は複雑です。診療を受ければ元気になり、性生活を楽しめることが分かっていても、恥ずかしさや不安が邪魔をします。そのためにわたしが大切にしているのは、ホームページを「最初の診察室」だと考えること。いつでもどこでもアクセスできるホームページは、患者さんにとって羞恥心も不安もない、安心して話を聞くことができる診察室です。料金表、受付方法、服用方法など、患者さんが気になる部分はすべて説明しておきます。このとき大事なのは、男性の心理の隅々まで想像すること。

たとえば、「診察時に局部を見せなくてはならないのだろうか?」といった不安を抱く患者さんは意外といるものです。我々医師にとっては常識的なことでも、予備知識のない患者さんにとっては大きな不安材料。本当に一つひとつ不安を取り除いていくことが大切ですから、診察のなかで気付くたびに更新していくようにしています。また、説明の際には、あくまで自分の言葉で書くことが大切です。

わたしの場合は、笑いこそコミュニケーションの要だと考えているので、EDの症状を簡単な言葉で、笑いも交えて説明しています。医師と患者という壁を取り払い、一人の人間として接しているからでしょうか、実際の来院時にも非常にリラックスしてお話しいただけますし、遠く九州や四国、名古屋からお見えになる方もいます。

「人生は笑って、大いに楽しむべき」。これはわたしの持論ですが、患者さんだけでなく、我々医師にとっても同じことが言えるのではないでしょうか。診察から数年たった後に「子どもができました」と、お礼に訪れてくださるご夫婦もいらっしゃいます。心が通じ合えば、診察がスムーズになるだけではなく医師としての喜びもより味わえるようです。患者さんとの出会いを楽しんで、医療の意義も感じることができる。つくづく幸せな仕事だと思います。

「アンダーグラウンドで手に入る薬のほとんどが偽薬」と語る小川先生。患者さんの安全を守るため、偽薬に対するアナウンスをさまざまなツールに掲載し、院内で配布されています。

患者さまへのアプローチポイント
診察券は、こっそり2種類。特別診察券の提示でプライバシーを確保。
通常の診察券と体裁の似た特別診察券を用意。受付に提示するだけで、症状について口にしなくても診療に入れる体制が整えられています。その情報をホームページで告知し、自宅での印刷も可能にすることで、初診時の患者さんも安心して来院されています。
診察の前に、もう出会っている。ホームページは最初のコミュニケーションです。
「病院探し」の時点で既に、恥ずかしさという障壁に悩む患者さん。人に相談できず、ネット経由での来院率が9割を超えるそうです。ホームページで医院の雰囲気まで感じとれ、安心して来院できるようにと、院長自らがざっくばらんに語りかけるという形式をとられています。
男性の本音に出会えるED。気付いた「気持ち」は、すぐにコミュニケーションに反映します。
診察時に気付いたことを見逃さず、診察やホームページなどコミュニケーションの場に反映させることで、患者さんからの信頼が高まっていきます。メールのみで予約から処方希望まで可能な「診療予約」ページもこうして生まれました。診察室のパソコンを、メールのやり取りやホームページ更新にも使っておられる小川先生。「診療の合間にちょこちょこ直していけば、意外と毎日できるもの」だそうです。

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