パートナーについて、性について、EDについて考えましょう。

話そうよ、カップルのこと

性について、パートナーについて、女性はどんなふうに思っているのでしょう。夫や恋人を持つ3人の女性に、悩みや本音を語り合っていただきました。第1回目は、「セックスとパートナーシップ」をテーマに、前半(vol.1)、後半(vol.2)に分けてお届けします。

Vol.2 私にできること、相手に望むこと

性交渉ができなくても、満たされるには?

治美

万里さんは、EDであることを彼に打ち明けられてから、二人の関係がより深まったとおっしゃっていましたね。


万里

ええ。彼の弱音に初めて触れたことで、仕事のストレスで大変な思いをしていることや、私を気遣ってくれていることを知り、胸がいっぱいになりました。以来、自分のことだけではなく、彼のために何かできないかと考えられるようになったんです。普段は、あまりその話題には触れずに過ごしているのですが、互いに、相手の気持ちが満たされることを考えて行動しています。


宏子

例えば、どんなことですか?


万里

特に大切にしていることは、ちょっとしたスキンシップです。手をつなぐこともそうですし、頭をなでたりもします。お互いの体に触れ合うことで、すごく安心できるんです。
忙しくて会えない時期には、電話やメールでコミュニケーションを取るようにしています。


プロフィール

万里さん(仮名)

38歳、独身。離婚した前夫との間に中学生の息子がいる。交際4年目の恋人はED。

治美さん(仮名)

33歳、主婦。2歳年下の夫と5年前に結婚し、3歳の娘と3人暮らし。

宏子さん(仮名)

39歳、主婦。4年前に離婚。その後、同い年の夫と再婚し、3歳の娘がいる。


「大切に思われる」ことが一番うれしい

治美

そういう関係に、私たちもなりたいです。夫と妻という関係が成立していないので、最近、結婚指輪を外したんです。それを見て、夫も外してしまいました。


宏子

でも、彼を愛しているのでしょう? 子どもが第一ではなく、「パパが一番好き」と折に触れて口に出すようにしては? お子さんのためにもなると思いますよ。


万里

常に女性でいることも大切。私は彼に、「家の中では絶対にジャージをはくな」と言われています。それに応えようと努力していますよ。


宏子

私も毎朝、化粧をして夫を起こします。母としての私と、妻としての私は別。努力していることが相手に伝われば、関係もまた違ってくると思うんです。


治美

あきらめないことが大切なんですね。恋人同士だった頃の夫に戻ってもらうために。少しでいいから、優しい言葉をかけたり、手をつないだり、抱きしめたりしてほしいのです。そのために、私も努力してみます。


宏子

女性にとっては、大切に思われることが一番うれしい。それは、男性も同じではないでしょうか。たとえセックスレスやEDであっても、互いを思いやることで、かけがえのないパートナーシップが生まれるのです。


「治療を始めるつもりだ」と言ってくれた

宏子

万里さんとパートナーの方は、セックスレスやEDの問題を明るくとらえているところがいいですね。


万里

暗くならないように、明るい話題にしようと心がけているんです。セックスレスをネガティブにとらえる必要はないと思うんですよ。


宏子

セックスそのものにこだわらなくてもいいんですよね。私たちの場合も、互いを大切に思う気持ちを伝え合っているから、一緒にいるだけで安らげるんです。


万里

でも、やっぱりカップルにとって、セックスは大切なコミュニケーションだと思います。最近、彼がこんなことを話してくれたんです。「仕事が一段落したら病院に行って、EDの治療を始めようと思っている」と。自分から言ってくれたことが本当にうれしくて、もちろん私も一緒に病院へ行き、治療を支えようと思っています。


治美

すばらしいですね。私たちもそんなパートナーシップを目指して、彼と一緒に歩んでいけたらと思います。


いかがでしたか? 女性たちにとって、つらいのはパートナーのEDそのものではなく、「相手の本心がわからない」という不安。ちょっとした勇気が、ふたりの絆をよりかけがえのないものに変えていきます。