
偽造ED治療薬が持つリスクに対する認識を尋ねたところ、「健康被害がでる可能性がある」に対して、医療機関受診者の60.8%が、「そう思う」(非常にそう思う+そう思う)と回答しました。その一方で、ネット購入者では1/3の20.3%と、健康被害のリスクを十分に自覚せずに治療薬を使用している状況が分かりました。また、「そう思う」と回答した人の割合は「効果が全くない可能性がある」で25.0%、「何が含まれているか保証されていない」でも34.0%に留まっており、偽造品の実態に対するネット購入者の認識の甘さがうかがえる結果となりました。

ネットで購入したED治療薬を使用して副作用と思われる症状が出た経験があるか尋ねたところ、症状が出たことがあるネット購入者は42.8%に上りました。また、その際の対応を尋ねたところ、9割が「ほっておいた」と回答しました。こうした状況が、健康被害のリスクに繋がると同時に、ネットで販売されるED治療薬の健康被害の実態が把握できない原因の一つにもなっていると考えられます。また、副作用と思われる症状が出た経験のあるネット購入者の約7割は「継続して同じサイトで購入している」と回答しており、ネット購入者の多くが、自己判断で購入を継続している状況がうかがえます。
今回の調査の結果、多くのネット購入者はED治療薬の偽造品がネット上に出回っていることを認識しているにも関わらず、自身の購入したED治療薬に対しては、本物であると過信して使用していることが分かりました。また、偽造品のリスクに対しての認識も低く、副作用が出ても放置するなど、健康被害の原因とも言えるような利用実態が明らかになりました。
| 対象 | ED治療薬の使用経験がある30歳以上の男性で、2010年7月以降に ED治療薬を病院・クリニックまたはネットで購入した人 |
|---|---|
| サンプル数 | 564人 |
| サンプル構成 | ネット購入者 (病院・クリニックでの購入経験なし/ネットでの購入経験あり) 276人 医療機関受診者 (病院・クリニックでの購入経験あり/ネットでの購入経験なし) 288人 |
| 調査方法 | インターネット調査 |
| 調査地域 | 全国 |
| 調査期間 | 2011年2月25日〜3月2日 |

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