EDの原因のひとつとして、ストレス、不安、うつ病など心理的な原因で起こる心因性EDがあります。

心理的な要因で起こるED(心因性ED)

監修:琉球大学名誉教授 医学博士 石津 宏 先生

誰にでも起こりうる、最も多い現実心因性ED。

現実心因、深層心因により治療の難易度が異なります。

心因性EDは心因により、2つに大別できます。

1つは現実心因で、日常のちょっとしたことがストレスとなり、それが原因でEDを起こす場合です。例えば、パートナーの女性に「だめな男ね」、「役立たずね」などと言われ、その言葉に敏感に反応し、言葉の衝撃や暴力でEDになったりします。また、結婚生活で奥さんとうまくいかない、経済的なストレスがある、毎日疲れている、など自分自身でほぼ原因に見当がつくものが現実心因です。この場合、カウンセリングや薬の服用で簡単に治ることもしばしばです。

もう1つは日常生活には特に心理的ストレスはないものの、幼児期の体験や性的トラウマなど過去の出来事が原因となり、心の深層にある原因がEDを起こす場合です。深層心因の場合、大半は無意識ないし意識下の世界に原因があるため本人には見当がつかず、原因の解明までに長期間要し、治療が難しいケースが多いようです。


心因性EDの「心因」

現実心因 深層心因
現実の日常生活における心身のストレスや心理的諸要因が原因・誘因 心の深いところの心理的原因・誘因
緊張過剰、あせり、過労、睡眠不足、心配事、家庭内不和、経済的困窮、パートナーとの感情的トラブル、性的無知、性的未熟、初体験、新婚初夜、早漏、過去の性交の失敗、失恋、嫁姑問題、性感染症、別居、短小コンプレックス、マスターベーションへの罪悪感、妊娠恐怖、不倫、事故や災難、職場のトラブルなど 抑圧された怒り、憎しみ、妬み、不安、愛憎葛藤、欲求不満、幼少時における心的外傷体験、母子分離不全、去勢恐怖、エディプス・コンプレックス(潜在する無意識的な近親相姦欲求)、ホモ・セクシュアルなど

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